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『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』(監督・増井壮一)

観ました。脚本の面からは、個人的にはもっとカガクテキな説明を減らして、謎の部分は「思春期症候群」というデカい箱を使った方が好みだったろう(タイムパラドックスとその解消のために「量子力学」を用いたいという気持ちはわかるが)。本作で長らく用いられてきた「量子力学」だが、論の正誤はともかく、自分自身からの「観測」を防ぐアイデアには面白みがあった。このために長々と用いてきたのね、くらいの納得はしました。
映画の面からは、終盤は説明台詞が多く、相当駆け足に思われた。前半のイチャイチャしてるパートをもうちょっとコンパクトにして、あと5分程度しっかり画にしてあげると良かったと思う。
いいところもあれば悪いところもある映画でした。

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