場末の立ち飲みの常連が結婚する、というときに即興で作ったものが iPhone のメモに残っていた。ポストイットに書き殴って渡してえらく喜ばれたが、今から見ると微妙な皮肉が効いていて、晩年の李白の影響を感じるな。
酒友相賀結良縁
新路同舟向未然
終知還訪旧時席
人生最後伴酒樽
酒友 相賀して良縁を結ぶ
新路 同舟して未然に向かう
終に知る 還りて旧時の席を訪う
人生 最後の伴は酒樽のみ
酒場の常連の良縁を祝う
君は伴侶とまだ知らない世界に向かうだろう
しかし君はまたいずれこの酒場に来ることになる
人生の最後の伴侶は酒だけだ
縁 (えん) 然 (ぜん) 樽 (そん) で韻を踏んだつもりで、中国語でも yuan/ran/zun になっていると思うが樽がよくなかった感じが今となってはあるな。