毛沢東寄りの書籍では彭徳懐の評価は厳しいのですが、彭徳懐はおそらく中国史上最高の作戦家の一人で、朝鮮戦争での手腕は言うまでもなく、現代中共の「接近阻止・領域拒否」の先駆の概念を導き出している。
隋王朝が京杭大運河を開削した時点で中国の運命はほぼ決まってしまっていて、華北と江南が接続されて中国と呼べる版図が7世紀に半ば確定してしまった。基本的にその後は中国は防御的な国家になった。複数の大河に基づく沃野が大人口を養うことができ、東は太平洋、北はシベリア、西は砂漠、南はチベット高原という天然の防御壁に守られた巨大な島国みたいな感じなんだな。
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