ソ連のアフガニスタン侵攻の際の、戦略と政略と間にあるようなものは、アフガニスタンという、部族社会が蟠踞しており管理が困難な地域において、村落共同体を破壊して都市部に無理やり人口を移動させ、その上で都市を管理し、しいては国家を管理するというものだった。この発想を理解できないとロシアのウクライナでの妙な戦略は理解しづらい。

そもそも開戦当初から、土地はもちろん、人間の奪い合いという性質があり、土地を奪ったあとに人間をどう管理するか、という政略がある。人間を減らさず集中管理できるようにしつつ土地を奪わないといけない、という戦争方針自体が異常に困難なので、政略がむつかしい以上、戦略でいくら工夫してもそれをひっくり返すことはまずできない。

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すき家の一件で北朝鮮を連想したのも、この、「人を数字として捉えきる」という考え方が旧共産圏と非常に近いからだろう。前線の一兵卒が死んでも別に大した問題ではないと……。

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