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三宅唱監督『夜明けのすべて』、ほんとうに大傑作すぎて参った。年間ベストどころか邦画ベストに入ってしまうくらいに良かった………

重度のPMSを抱えた主人公とパニック障害を抱えた同僚の、自分の身体がままならない"生きづらさ"を抱えた二人が行き着いたアットホームな職場で、自分の身体はうまく出来ないけれども、目の前に居る貴方は救うことが出来るという"隣人愛"の中で、自分の居場所を見つける話なのですが、三宅唱監督の陰影の切り取りや場面の切り取りの巧さ、原作にはない「夜明け前が一番暗い」と語られるシーンまでほんとうに素晴らしく、監督の"文脈"の補強の卓越ぶりをまざまざと見せつけられる、良い鑑賞体験でした………

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