レベル7の原発過酷事故発災から13年も経つと被災状態にあることが当たり前になってくる。沖縄など基地の街に米軍基地があるのが当たり前状態なのと同様に。自分に直接、しかもわかりやすく災難が降りかかり明らかな被害が認められない限りは基本的に騒ぎ立てることはしないし近隣との話題としても特に取り上げることもない、そういう状態がデフォルトになってくる。一人の人間の一生のスパンではとても評価出来ない猛毒への対処、そんなノウハウは誰も持ち得ていない。おそらく地球温暖化対策よりも難しいのが人工放射性物質による被曝との向き合い方なのだ。