「岡本太郎に匹敵」前衛美術家・瑛九の記憶つなぐ 芸術家が集い妻が守ったアトリエ惜しみ展覧会企画:東京新聞 TOKYO Web https://www.tokyo-np.co.jp/article/324401
瑛九(1911〜60)の自宅&アトリエって、昨年まで残ってたんですね(驚)。惜しくも解体されてしまったものの、保存運動から始まった「瑛九アトリエを生かす会」が今秋にさいたま市で展覧会を開催するとのこと。彼が率いていた「デモクラート美術協会」については、関西ではその有力なメンバーのひとりだった泉茂(1922〜95)の再評価作業が稲葉征夫氏や山中俊広氏といったギャラリストによって進められており、そういった動きともリンクしたら面白くなるかも……
「泉茂1950s 陽はまた昇る」展|2024.6.14〜7.28|市立伊丹ミュージアム https://itami-im.jp/exhibitions/izumishigeru2024/
折も折(?)、泉のデモクラート美術協会時代の仕事に焦点を当てた展覧会が伊丹市で開催されますね。この市立伊丹ミュージアム(旧伊丹市立美術館)や和歌山県立近代美術館が割と継続的にデモクラート美術協会についての研究を蓄積させていっている──で、そんな蓄積の上に泉をアクチュアルな美術家として再生させようとしているのが、先ほどあげた稲葉氏や山中氏の活動である──ことに注目すべきでしょう。こういった潮流と合わせてデモクラート美術協会について見ていく必要がある