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『黒い罠』を見たのだが、え、こんな変な映画だったの?有名なオープニングの長回しクレーンショットからすごくかっこいいのに、話と語りがまったく噛み合わない場面だらけで、なんだこの変な映画…犯罪映画のパロディなのかな?ってなった。悪い若者たちのライティングとかギャグスレスレでは。でもあの終盤をみると真顔にも見えるんだよなー。そもそも感情を引っ張るとこがバルガス側にない(妻を守る、にしては中途半端だし、メキシコ市民としての複雑さも強調されてない)、一方でクインラン側に「だけ」に「悪者→只の悪者ではなさそう→でもまあ演じてるの私ですからね」的に人物の奇妙さを強調してるのとかバランスおかしくね?

しかし主人公の妻が怯える設定の方が自然に展開しそうなとこ脅されてまったく怯えない描写からしてうむ?と思ってたらカツラ…のあたりで何だこのノリ?になり。電話番が盲目(主人公の横で視点の定まらない女の顔もずっとパンフォーカスで捉えてるあのショット何?)の理由もなし、モーテルの夜間担当もあんな挙動不審人物に設定されなくたって…場面ごとの「画になる」が優先されるのはちょいと保守的な私は面白くない。が、かっこいい画面の多さは否定できない。この感じはキューブリックあたりとつながるやつかしらーなどと

まあゲストのディートリッヒ様場面だけでも元は取れちゃいますが。彼女がそういうなら、そうに決まってるんですよ。そういうことなんですよ。

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