普通におもしろかったな。機能美があって。女性代議士グループが「国民に隠すな!」って怒鳴るとこに肯定的に見えるのとか(その後の流れで警鐘がそれなりに機能しているのわかるし。それなりなのでみんな緊張感ないが。でも実際そんなんだったんではないかと、時代が時代なので…)「みなさんさようなら」の落下のとことかすごいね、カット割で大変不気味に見える。音楽の入るとこも微妙に変なタイミングに感じて、そこも不思議な面白さ。
やりたいこと以外やらない態度が見える映画っていいよねってなる。キャラクターにはキャラクター以上の何の意味も与えないのも好きよ、トップクラスのアクターが心を込めて完璧な書割を演じ切っているわけで。しかしその「現実み」のなかで芹沢博士だけ二次元的な佇まい、1000%のエモエモのエモな「キャラ」としてゴジラ以上に突破しちゃってるとこもなんかやたらおもしろかった。存在が!すごく!まんが!