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『イン・ベイン むなしい愛』を見たのですがあまりにもすべてが合わない映画だった、久々にこんな「何でこんなの見てるんだ」を感じた(見始めたら最後まで見ますが) 短編でよかった。これはペシミスティックな顔、パセティックな気配を見せようとしてるのかもしれないが、こんなん悪意しかないじゃんと思う。

口直しに『トムボーイ』を見て、やはりセリーヌ・シアマのぶつかりにぶつかるこどものからだの捉え方は良いわねーとホッとした。10年以上前なので(今のSNSを見ていると特に)どうしてもあやうさは感じるけど、それでもやはり夏はこどもさんのものだよねって気持ちになれる嬉しさ。とにかくお子さんたち何も考えず大人になったらしない距離の詰め方でペタペタするんだよな。女の子が男の子のふりをすることの「背景」なしに「前景」だけで描くのがいい。ところどころにこの年代でも「男の子社会」が既に「男社会」の振る舞いに寄るんだなあと見せつつ、こどもはこどもなのでそこまで大人社会の投影はしてないのも好ましく。君と一緒ならどこへでも!の余韻の付け方とかさすが。

フランスのこどもさんの映画はもちもちしたほっぺと手足でトテトテ動く上の子にくっつきがちな妹ちゃんが素晴らしいことが多いですね。6才と5才半の会話の社会性!夏休み映画のよさにあふれていた。

ここでは「女の子」「男の子」と書く方がよかったかもしれない(作品から本人が自身をどう捉えてるかはわからないので)

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