リバー・オブ・グラスをみました。私には全然ピンとこない感じなんだけど、良い映画なんでは…ということはわかるタイプの映画だった。「笑わせないオフビート」という面白いことをやっている(確かに「オフビートな」って形容詞がコメディにしか適用できないことはないよね、9割方そうなだけで)気がする。男のそれならオフビートな犯罪コメディになるものが、女、特に主婦のそれは笑えるものにはなりようがない、ということを思った。母性とかロマンスとかやりたいこととかなーんもないっす。身体のぐにゃぐにゃさがすごい
モノローグの離人感といいほにゃーんと泳いでるとこの顔の影が完全に死んだ人のそれだったのとといい、すでに死んでる人がゆっくりこの世を離れていく話だったような。いつも高速道路と飛行機が見えていて、でも出られない。
プールから上がったあとのけだるい身体の重たさと胸の奥にグムってくる熱い塊がずーっと続いていく。かくて湿地帯のゴーストさまよえり