『マジック・マイク ラストダンス』あんま周囲の評判よくないけど評判よかった2本目のXXLよりずっといい、というか私は好きよ
面白いかというと微妙だし思ったほどショー場面もよくないけど、あとソダーバーグにしては珍しく編集がすごい野暮ったくて良さあんまり出てないと思うけど(これはあくまでもリード・キャロリンを中心とするクルーの映画なので、というのを踏まえてもダサい、にもかかわらずときどきめちゃくちゃキレッキレを見せる、何これ)
でも前作の困惑がないだけでだいぶ落ち着いて見られたし、格差社会の酷いお金持ちの紋切り型に安住する作品には私も飽き飽きしてたんで「なんか一緒にできることもあるんでね…?セックスとかさ、ダンスとかさ」みたいな感覚が特にノー天気なものではなく真面目に(チャニングだからね)撮られてるのは割と好感。
1作目から10年、1作目の夕暮れ感がどんどん消えていく通常と逆の続編進化をしている謎シリーズ、まあまあよい着地ではと私はおもいますよ。
サルマ・ハエックのキャラクターが筋書きを成立させるための事情でわけがわからない人になっちゃったのとか、まあ、普通に失敗してると思うけど。でも娘ちゃんを使うのはナイスアイデアだったと思う。