今日も旧作邦画。「鯨神(くじらがみ)」をU-NEXTで。なんか昨日見た「清作の妻」とうっすら繋がっている気が…というのはおそらく偶然でなくて脚本がこれも新藤兼人(先の戦争になみなみならぬ恨みを持ってる被爆者)。鯨に憑かれみんなが死んでくのに「じーちゃんととーちゃんと兄貴の仇をとれー!立派に死ねー!」モードで突き進んでいく漁村のそれ、ほぼ帝国の旗を振ってたメンタルの根底にあるものと同じでは…というのがなんとなく海洋バトルアクション(終盤だけだけどね)以上のものとして映るのだが。
そう考えると終盤の展開はなんともいえない気持ちになってくるな…アドレナリンとマッチョなヒロイズムは手に負えない…贈答される女…
というのはさておきすごいふんどし映画で、これでもかというほどふんどし男を見た。どしどし。あと現れた瞬間から怪物の勝新が怖すぎる。圧しかない
九州舞台でクリスチャン漁村が舞台というのも興味深く見ました。