『ミミズクと夜の王』感想
でもやっぱり個人的にはここは蛇足だったなぁ。
子供を産む事自体はいいんだけど、望んで産んだ子を赤子の時点でオリエッタとアンディに預けたのが1番もやるポイントなのかもしれない。自分達は人としての生を望まなかったけど、この子は望むかも知れないから、と子供のできないオリエッタとアンディの夫婦にその子供を預けるのはこの2人なら幸せにしてくれると分かっててだし、事実2人は騎士として巫女として育ちなさいと言われてたからコノハにはそれを押しつけずにコノハが望むように育ててるし、愛してるし、ちゃんと本当の父母は別にいて、とても君を愛しているよと伝えてる。
それはミミズクにウチの子になって欲しいと思ってた夫婦へのミミズクなりの答えかも知れないけど……。
みんながみんな優しいけど、でもなんか最後引っかかってしまった。
結局コノハは森を守る一族になるし、血のつながりは切れないんだよな…。アンディが結局騎士になったように。
みんな優しいけど、優しすぎてその世界から離れられない。