引っ越しの途中に函館に寄っている。昨日は青函連絡船「摩周丸」を見てきた。連絡船には高校の修学旅行の往復で乗っただけだが、いろいろと思い出す。
クラスに、決して男子と会話しない女子生徒がいて、男子の興味をひくような感じの人ではなかったこともあって、男子はみなただ「変な人」という目で見ていた。
彼女は、昼休みなどはいつも本を読んでいたので、私は何となく気になっていて、連絡船の甲板で話しかけてみた。(彼女は私と親しかった女子生徒と一緒だった)そこでは意外に普通に話ができて、驚いた記憶がある。修学旅行の解放感のためだったのだろうか。
彼女が男子生徒と決して話さなかったのには、何か理由があったのだろうが、当時はまったくそんなことには思いが及ばなかった。
彼女とは、それ以降は話せたような気がするが、そこはあまり覚えていない。