映画を観ると色々と考えさせられるが、この数日欠けて途切れ途切れに観た”工作 黒金星と呼ばれた男”は私が海外留学して韓国の人々と触れ合う機会の多かった時期と重なっていたのもあり、色々と感慨深かった。
そして当時聞いたことがあるような、記憶の片隅で名前ほどはおぼろげながらとどめていた黒金星事件というのも今回はじめてどんなものか把握できた。
[톡쏘능] 간첩인 걸 들켰다고?ㄷㄷ 흑금성이 김정일 만날 수 있었던 기막힌 아이디어💡 | 이만갑 616회
https://www.youtube.com/watch?v=t9cLypwHUbA&feature=youtu.be
映画に合わせてコードネーム黒金星氏も色々と語った番組が放送されてたようだ。
映画の中で語られなかった諸々を解説、みたいに謳ってはいるがやはりバラエティ番組なので色々と簡略化されてるが。
しかしまあ、
と断片的に感想を述べようとしたが、私が注釈なしで語る事すら今の日本ではナラティブが通じず差別主義者のいい燃料になってしまうのでなんだか憚られてしまうのであった。
いくら思った事をタレ流しているとはいえ以前は誤解を生みそうなものは解説もしたが、今はもうそういうパッションもなくなってしまった。
しかしまあ2000年前後の話ってつい最近の事と思ってたけど、もう歴史の一部なんだなー。
あとジョンウン役の기주봉氏がドハマりで声を出して笑ってしまった。
すごい特殊メイクしてるわけでもなく、よく見れば役者さんの元の顔が維持されてるのだけど、あそこまで似るとは。
まあしかしまあ、ささやかな市民の心ばかりの素朴な願いや善意を、自分らの利益のためにいいように使っていた奴らがいたのだな、いるのだよな、というウンザリする事実を思い知らされると、溜息すら出ない。
なんとか乾いた笑いが出るばかりだ。
