”あしたは関東大震災からちょうど101年。朝鮮人を救った大川常吉署長について10年前に書いた記事です。大川署長の行動の背景にある、マイノリティ(朝鮮の人々)を「二等国民」として扱う社会のあり方。現代も続いていると言わざるを得ません。全文読めます。”

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いま、在日コリアンに対する憎悪をむき出しにしたデモを街中で行う人たちがいる。排外の空気を感じるからこそ、伝えたい教訓がある。「大川署長は、暴徒に襲われてけがをした朝鮮人を病院で無料で治療させるなど、彼らを迫害から守ることこそ警察官の仕事、と確信して行動した。根底には、人を人として尊重するヒューマニズムがあった」と後藤さんは言う。

 当時の日本人にとって、朝鮮人は植民地からやってきた「二等国民」だった。日本人と同等に扱うべき存在と考えることができたのは、少数だった。警察官が住民を守るという当たり前のことが美談としてたたえられる社会状況。その異常さにこそ、目を向けなければならないはずだ。大川署長は、その背後にある虐殺という歴史の暗部を照らし出す存在でもあるのだ。

朝鮮人虐殺 大川署長の精神はいま 歴史の暗部を照らす存在
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