自分でもこういう事を言うとイヤになるけれども、UKとミャンマーに数年づつ暮らしてみた経験から確実に言えることは、人というものは肌の色などの外観から差別しにかかってくるもので。
25年前のUKではロンドンなどインターレイシャルな場所にいた頃は特に人種差別に遭わないものの、地方に行けば日本のヤンキーみたいなのに”go back to China”みたいな言葉は投げかけられてたもので。
逆にミャンマーでは、なんというか、誤解を招く表現かもしれないけれど、日本での白人みたいな扱いを受けたり。
仏教関連の人々しか主に出会わなかったからよい人ばかりだったというのもあるだろうけれど。
しかしそういう彼らも、更に肌の色の濃い南方インド系の人々への何気ない差別みたいなものがあり、そういうものに不意に触れてしまい戸惑ったりもした。
翻って日本である。
レイシャルプロファイリングが問題ともされず繰り返される日本である。
ちょっと顔立ちが濃ければ”どこの国から?”とか言われる日本である。
この地で生まれ育ち、流暢な日本語を話し、文化に精通していても、日ごろからどういう扱いを受けるのか、推して知るに余りあるというもので。
”日本人”の集団に紛れることができる私のような者には、推察しかできないけれども。
そういう扱いを受けている方がですね、怒りを抱いて当然でしょう。
不当な状況に声を挙げるときに、言葉が荒くなったとして、それは表現者の責任なのか?と。