そういや誰かが「夏の甲子園というものは青少年を生贄にささげる宗教儀式なのだ」的なことを言っていたような。
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たしか、同じような年頃の青少年を特攻に追い立てたのも、特攻そのもので勝てると思ったからではなく、そういう生命力の強い人間を国体という神へ生贄に捧げることで日本の必勝を祈願する、みたいな呪術を完成させるため、というような文脈だったような。
関係ないかもですが、生贄＝スケープゴートという意味では、関東大震災における朝鮮人（を大半とする中国人、地方出身者、社会主義者、共産主義者）虐殺は、まさしく政府への不満を転嫁するスケープゴートであったよな、と。
さらに蛇足ですが、”核兵器の犠牲になられた方々を追悼”とかいう字面も、なんというかこう、”生贄になってくれてありがとう”的なニュアンスがあり、個人的に気持ち悪いんですよね。
特攻隊員も高校球児も生贄、というのはなかなか興味深い推論だな、と思った覚えが。
呪術なんてもの自体は荒唐無稽でも、それを信じる民衆がいれば効果があるわけですからね。