今日は自分へのご褒美に一人焼肉と洒落込んだ。何のご褒美なのかは言わない。しかし、焼肉というのは一人で食っているとどうしても懐具合が気になってしまう。一人焼肉する人があまりいないのは、恥ずかしいとか寂しいという以上に、何人も連れ立って行って勢いに任せてエイヤーっと注文してしまうほうが値段が気にならないからかもしれない。
焼肉の後は久しぶりに映画を見に行った。見たのはウディ・アレンの『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』。アレンは過去の性犯罪疑惑ですっかり干されていて、今やアレンの映画を見たというだけで糾弾されそうな雰囲気だが、困ったことに私は昔から好きなのだよなあ。ロマン・ポランスキーの映画も好きだし、私は性犯罪者の作品に惹かれてしまうところがあるのだろうか。この映画も非常に良い出来で、都会のスノッブ人種を軽蔑しながら自分もそんなスノッブ文化から抜けられない…という得意ネタを皮肉に描いている。加えて、歳をとってきてエロジジイ味も増していて何とも味がある。こんな面白い映画を撮れるのに、なんで性犯罪なんかやっちまうかなあ。
で、映画を見た後スマホでニュースを見たら都知事選が予想通りの結果で、リベラル派人士がヒステリー状態だ。薄々わかっていた結果だろうにね。また民度が低い低いと聞かされるのかな。いややなあ。