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昨日から新紙幣が出回り始めたそうだが、「渋沢栄一なんか愛人を何人も囲っていたとんでもない爺さんだったし、植民地朝鮮で出回らせた紙幣に渋沢像が印刷されていたあたり旧植民地たる韓国への嫌がらせみたいだし、あんな新紙幣は良くない。そもそも紙幣で偉人を顕彰する事自体が蛮習であり、新紙幣には可愛い犬や猫の絵でも印刷しておけば良いのだ」との意見を見かけた。それで思い出すのは今では誰も覚えていない二千円札のことだ。発行当時から悪評紛粉で、二千円札を早口で言うとニセ札になるとかひどい言われようだった。個人的には当時コンビニのATMで金を下ろすと二千円札が必ず出てきたので、出てきたそばから千円札に両替してもらっていたのをよく覚えている。そんな二千円札だが、印刷されていたのは偉人の肖像画ではなく首里城だった。もう紙幣で偉人を顕彰するみたいなのはやめようとの気運が二千円札発行当時には醸成されていたわけだ。その後、安倍政権期のバックラッシュがあって、またお札で渋沢などの偉人を顕彰しよう(プラス、韓国への嫌がらせをしよう)というレベルに引き戻されてしまったわけだが、たぶん、また次の新紙幣が発行される頃には紙幣で誰かを顕彰するのはもうやめようとなっているんじゃないかな。希望的観測かもしれないが。

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