ある趣味のイメージというものは時代によって変わっていくものだ。例えば、麻雀は一昔前はヤクザと文人の趣味というイメージだった。麻雀=文人というイメージは今では想像もつかないかもしれないが、阿佐田哲也も畑正憲も文豪(?)にして雀豪だったし、それ以外もかつては錚々たる作家や文化人が麻雀を嗜み、麻雀についての文章を発表したりしていた。今では麻雀は雀魂などのおかげでオタクの趣味というイメージしか無くなったが。
で、最近とみにイメージの変化を感じる趣味といえば“料理”である。料理を趣味または実益のために嗜む人はかつてはマッチョなイメージは全然無かったのだが、最近の料理Youtuberの動画のサムネを見るにつけて、マジやべえとかマジうめえとか、この食材は絶対使うなみたいな命令口調がやたら多いし、「このレシピが不味いと大炎上したが、それに反論する!」みたいなサムネを見かけて(動画の本編は見てないが)なんか料理がヤンキー趣味になってきてないか…?と思った次第だ。そんな私の最近のお気に入りの料理動画チャンネルは松尾シェフや星野シェフの動画だ。
https://www.youtube.com/watch?v=yF1nCpcD0as&t=1s
https://www.youtube.com/watch?v=M-z_4rscdZE
どちらもヤンキーとは対極にある人のように見えるよな。まあ、実態はわからないが。