"思想家ハンナ・アーレントは社会の絆の存在論的根拠を問うなかで、「アモー・ウォロ・ウト・シス 」というラテン語の重要な一文が取り上げています(『アウグスティヌスの愛の概念』)。
直訳すれば「わたしは愛する。わたしはあなたが存在することを欲する」。相手に何かしてほしいという訳ではなく、こちらから何か特別な働きかけをしている訳でもない。[......]
そしてそれは、この言葉がそれ自体では何も語っていないこと、何の含みもなく、したがって目的合理性に絡みとられることがないがゆえに、ただ現にいま交わり(手と手)が存在し、それがこれからも存在していくことへの純粋な祈りになりえている点において豊かなのだという、ある種の直感に裏づけられているのではないでしょうか。
今週のいて座もまた、それ自体では何も語っていないがゆえに豊かであるような無心の祈りの先で、誰か何かとの交わりを育んでいきたいところです。"
https://isuta.jp/uranai/horoscope/sagittarius/5013