"近年苛烈になっているトランスジェンダー差別に抗い、変革や希望を見出すべく文芸誌「すばる」にて編まれた特集「トランスジェンダーの物語」。この特集に寄稿され、第170回芥川龍之介賞候補作となった川野芽生さんによる中篇小説『Blue』の書籍刊行を記念し、対談イベントを実施します。
トークのお相手にお迎えするのは、著書『物語とトラウマ―クィア・フェミニズム批評の可能性』が大きな話題となった、文学研究者の岩川ありささん。上記特集で「共演」し、今回が初対面となるお二人にとって、「読むこと/書くこと」がそれぞれどのような意味を持つのか、文学はいかに社会に影響を及ぼしうるのか、トランス差別の現状を見つめながらじっくり対話していただきます。
ともに研究者および表現者として、社会の動きを注視し、物語を豊かに読みとき、精力的に言葉を紡ぎつづけるお二人による貴重なトーク、ぜひお聞き逃しなく。
※イベント終了後、川野芽生さんによるサイン会を予定しています。"