NHKBSの番組で見たけど、与謝野晶子って面白いな 

反骨な歌を詠んで議論を呼んだかと思えば、自筆の歌を書いた屏風を売りさばいて大金(海外への渡航滞在費)を稼ぐとか企画屋としても有能だったり
なんというか想像より精神が太くて柔らかい
平塚らいてうとの論争は今でいうSNS論客とかいう人たち同士のバトルを想起するし(あの辺の論破芸罵倒芸よりははるかに有意義だし会話も成立してるけど)
与謝野夫妻の自宅が文化人サロンみたいになってたってのは聞いたことあったけど、歌人・文筆家として以上に人や情報やモノの媒介みたいな役割を好んで果たしていたように見える

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晶子が多面的過ぎて 人 以外のハッシュタグを付けようがなかった

ちなみにそのサロンに出入りして可愛がられてた青年がのちに作ったのが月光荘画材店だったりする

作家別作品リスト:与謝野 晶子
aozora.gr.jp/index_pages/perso
有志が評論文もいっぱい電子化してくださっているから、とりあえずちびちび読んでみようかな

そういえばこの番組 nhk.jp/p/heroes/ts/2QVXZQV7NM/ 中に『ピアノ・レッスン』の劇中曲が流れたけど、単に音楽として合うから使われたのか何かしらの含意があるのか気になった

Dreams Of A Journey
channel: マイケル・ナイマン - トピック
youtube.com/watch?v=rJgi84_8om
これだ
鉄幹を追って晶子も渡欧するくだりだったから単にタイトルのままの意味か
映画の方でどういうふうに使われてたかは覚えてない

あと番組中で指摘されていた「構造的な問題にもかかわらず当事者を責めてしまう」問題は今もめちゃくちゃあるよなあと

いわゆる「子持ち様」論争が例として挙げられていたけど、あとは社会の高齢化にまつわるあれこれとか
構造的な問題がすべてではないにしても、構造的な問題と個対個の不満なり怨嗟なりがごっちゃになってる人はよく見かけるし、意図的に混同させて分断を煽るような人もいる

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