単独親権の我が家の実態 1例
旅行なんて贅沢品だからなくてもいい、と言われたらそうかもしれないが、ある国でそういう決まりがあるとの噂のように、夏休みを父母できっちり半々にする、などとなったら、複数ありうる出発日から旅費の安い方を選ぶこともできなくなるし、旅先のイベント日程に合わせることも難しい。こんなことを言うと、「これこれの事情があるからここの期間にしてほしい」など話し合えばよい、とか(推進派に)いわれそうだが、皆さんおっしゃる通りでそんな円満な話し合いができるなら親権なんか単独でもいいわけで(我が家の現状はそれ)
単独親権の我が家の実態 1例
「今円満なら共同親権になっても大丈夫でしょ?」と、私のような経験がなければ思うのかもしれない。これは私のエビデンスなしの個人的考えだが、私の元配偶者のような人は、相手側(つまり私や私と同居する子)の都合を慮ることが元々苦手のようなので(だから離婚に至っているのだ)、国の決まりが変わったらそれに堂々と乗っかって、これまで培ってきた繊細な単独親権の円満な現状を破壊することなどおかまいなしに、新しい自分の権利を押し通そうとするかもしれない。人間は現状に不満があるから新たな主張をする(したがって不満がないなら無駄な争いをうまないはず)、と思いがちだ。しかし現状の不満の有無など無関係に、とくに何も考えずに、ふるえる力があるなら力いっぱいふるう、そういう方もこの世にはいらっしゃる。ただ現状を破壊するだけなのに思いつきでふるわれるほうは、大変な迷惑である。