【試し読み乗せました】
9月の文フリ大阪で出す予定の新刊『悠久のまぎわに渡り』の試し読みをクロスフォリオに投稿しました。
プロローグと1章を読めます。

翼のない二本足が滅びに瀕し、鳥や生き物たちが絶滅から遠ざかった未来。
電柱で生まれたコウノトリ一族の「わたし」は、旅に出る。オスと出会い、卵を生むことになれば多くの場合旅は終わる、と父母は言う。
湖に通うオオワシの媼、二羽のメスで子育てをするライチョウ、直立不動の同族を慕う海の鳥、――。
翼のない二本足が滅びから遠ざけようとした鳥たちの旅の物語。

xfolio.jp/portfolio/tutai_k/wo
  

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「いなくなってはじめて、種は滅ぶのだと知った。そう学んでも、きみたちコウノトリの一族や、トキを滅ぼした。滅ぼして、遠いところから連れてきて繁殖させて……。われわれは、それを修復と信じた。」
「人間は一方的だった。そして、あなたたちは沈黙を続けた」
「われわれはそれを赦しのように解釈し、待ってくれている、ともおごった。われわれに力があり、その力が強大すぎたから、あなたたちは押し潰されただけだ。代わりに理不尽を訴え、あらがい、報復するものたちもいたけれど、ーーそれはあなたたちとの対話の末にあったものではない」
『悠久のまぎわに渡り』
QT: fedibird.com/@tutai_k/11282882
[参照]

孤伏澤つたゐ  
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