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さいたま文学館の澁澤の展示良かったな。限定本めちゃくちゃ展示してあったし、原稿もたくさんあったし、サド裁判のとき澁澤の争点が「猥褻か芸術か」という点を超えて、表現の自由/検閲への抵抗であると三島に手紙を書き送っていることとか丁寧に書かれていたのがよかった。
『高丘親王航海記』の原稿用紙、最初は「了」と書いてあったのを、推敲の段階で文字を自ら消したのを、わざわざ指摘してくれていたところとか、澁澤にとって『高丘親王航海記』がどの位置づけの作品だったかを考える足がかりになると思ったし。
面白かったのは三島の写真の使い方で、「血と薔薇」の「男の死」の三島の写真、あと、メインビジュアルが羽田に見送りにきた三島の帽子をかぶっておどける澁澤の写真だったからか、「楯の会の制服を着た三島由紀夫」の写真が展示してあったりした。
浦和高校時代の澁澤の写真や、anan創刊とかがあったのもよかったな〜。

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