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せんさん(『閉じた国のホロン1・2』読み終えた。
神の御使に娘や記憶、片腕、大切なものを奪われた三人が出会い、それらを諦めず取り返そうと旅に出るお話。
ホロンがめちゃめちゃかわいい…!ダーシュナはホロンを利用しようとしているんだけど、完全に「使う」ような立ち居振る舞いはできないでいる…という微妙な部分がホロンの魅力だな〜と思う。
記憶を失ってしまったホロンとは違い、ダーシュナとケラは大切な人たちとの積み重ねた日々や、苦悩があって、善人でいられない部分、卑怯であったり、露悪的であったりするところがまたいい。
人間って、間違っていたり、良心に悖ることをしたりって、それまでの経験や来歴、環境で「選ばざるを得ない」「そうなってしまう」複雑さがあると思うんだけど、その複雑なやるせなさ、ダーシュナもケラも本来は善人なんだろうけど、なりきれない運命との衝突が描かれているのがとてもいい。
すごく気になるところで2巻が終わっているので3巻が楽しみ。三人の登場人物がみんなみんな愛しくて、良い形で物語が終わりますように!って祈ってしまう。
あとひがそらの時も思ったけど、せんさんの漫画って食べ物がめっちゃ美味しそうだし、街歩きが楽しそうですごく素敵!私も歩いてる気分になる。

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