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よくいう「自他境界が曖昧な人」への怨嗟って、母子関係がベースだよなーと気づいた。母のコミュニケーション作法が呪いみたいに残るパタンかと(私の母も自他境界危うい人なので)。

最近なんとなく把握できてきたけど、女性向けエンタメで「主人公のことを我がことのように心配し一喜一憂する同性」の配置の多さと母子=自他境界問題の連続性があるんだなと。他方で、男向けでは同性との関係をそう描かかれることが少ない印象。その分「異性に全部の要望を乗っける」という無茶苦茶をやりがちだが。

で、「主人公の代わりに怒ってくれる人」は見方を変えればケア的互助で、別の見方をすると、行動を全部模倣する付き纏い系友人とか自他境界ぶっ壊れキャラになる。

男性文化にもそういう因子は無いことはないんだが、威嚇と牽制の方が主になりやすい印象があるかな・・・

私の場合、母が自他境界が曖昧ゆえに、コミュニケーションの侵襲性への感覚が呪いみたいになってて、10-20代のころに水平的関係の言説を見てもおそらく一顧だにしなかったであろうなあと思う(30代になってからナルシシズムの退潮とともに水平性が理解できてきた)。

「ヒロインに救済されたがる男性プレイヤー」(セカイ系コンテンツの一番しょぼいポイント)の裏が「自他境界壊れた女性間関係や母子」じゃね?という筋が成り立つ。

それをめちゃくちゃ美化すると「水平的ケア・互助」になるんだが、女性集団を信じられない女性もけっこういるんだろうなと思う

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