現代思想の留学記特集が出ているのを書店で知ったが、実質的に富裕層自慢の印象で読まれそうだよなー。なんか昔のカルチャー誌みたいな表紙イラストでさ。今はこの手のカルチャーが「富裕層の趣味」の気配を濃厚に纏うフェイズか、と考えてしまった。

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私は院進もしてないからストレートに怨念は無いんだが、この2、30年で「留学は富裕層が行くもの」って雰囲気はすごく濃くなった。

金のない階層に生まれても、やる気あるなら大学進学、院進、留学ぐらいできる社会じゃないとアカデミーや大学は富裕層ばかりがいる歪な世界になるし、そういうのはほんとよくないよ。

最近Twitterでは「苦労している人はルサンチマンを溜め込むから醜いんですよ」「貧しいなかから這い上がってきた人は不正をするんですよ」「結局、育ちが悪い人はダメですね笑」みたいな意見をしれっと書いてバズってるのたくさん見るので、こういうふうに「富裕層の怨念」培養が可視化されてきてるんかーとびびる。

どの階級でも怨念は発生するんだが、富裕層の場合、手が混んでて「怨念? 貧民の世界ですね」という二重底を巧みに使う性悪が出てきやすいんだよな。

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