先日のimdkmトークをアーカイブ購入して聞いてるけど、真ん中ぐらいから話が一気に別の局面に展開して面白かった。
覇権テクノロジーの転用・誤用だけではテクノロジーの覇権構造を変えることはできない以上、テクノロジーの植民地主義的支配に対して生産過程を含む別の対抗措置も必要になり、楽器とツールの脱植民の問いが打ち出される。
ローランドやYAMAHAすごいみたいな、日本の楽器スゴイ論はどうなのか的なことを言ってるのだが、発言では言及されていなかったが、ゲームと楽器がかつての日本の覇権という意味で並行的な関係がありそう。ローランドの808が大友克洋や鳥山明に対応するか?などなどと連想した。
ちょうど、鳥山明訃報はいいとしても、そこから日本スゴイに転じるナショナリズムめいた言説が高まってることを危惧する投稿をいくつか見たのだが、まさに楽器やツールでも起きる議論なんだなと。
日本がなしえた成功は、植民地主義的なのか、それとも西欧植民地主義の模倣や一体化なのか、どっちなんだろうというくだりもトークではあったが、まあどっちもがあるし、このへんで判断も揺れやすくなるんだろうな。