滋賀県の弱小領地転生から信長っぽく上り詰める戦国時代オタ女性の書いたなろう作品「淡海乃海」があって、わりと信長の野望オタの界隈でも知られているようなんだけど、漫画版でざっと読んだ(書籍版はそれなりに売れてる)。

琵琶湖周辺の細かいせめぎあいが序盤で多いので、たぶんそのへんが戦国時代オタに「おもしれーとこ狙うじゃん」とやる企図かなと。

女性は妻と母を除くとほとんどでてこないので、和服武将たちホモソワールドを軍服制服フェチで楽しむ回路(騎士団の中で紅一点とか騎士団の男衆に愛でられる魔獣に転生するやつとか)に近い。

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いまやオタクコンテンツによくある「強いものがサイコパスっぽい何かの"境地に達する"」の枠をなんか論じられないかと考えてたんだけど(わかりやすい具体例だと超サイヤ人とかHxHのゴンさん)、この現代的セッティングがジャンプバトル漫画の興隆にあるとして、それ以前のミームだと剣豪小説における「剣豪が悟りを開く」なのでは?と当たりをつけていた。「俺は超俗だからアモラルの特権持ってます~」みたいな秩序。なろうだと「ゲーマーとしてのアモラル」が結合される。

「淡海乃海」では、漫画版も女性漫画家がやってるんだけど、「やだ、このイケメンこわーい」の演出をときどき入れる。剣豪悟り系サイコパス表象って男女両方にニーズがあるってことやなーとなる。

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