かつてのアート・ワールドに付した形容「保守かつ権威主義」は、「脱政治的で、そのもとで(今見ると全体的に)右派親和的」ぐらいに言い換えていいかも。
フォーマリズム批評もそうした日本の脱政治体質のなかで機能していたし、その煽りでいまは「全部汚点に見えるので廃棄」に転じかねないと見ている。
岡崎乾二郎はポストコロニアル視点をちょいちょい入れる人だが、フォーマリズム批評枠で承認されやすいのが微妙なんだろうな。
今回の件で対応不十分でミスってるのは、まあ病後の晩年期作家にレスバの繊細性は無理だからなんだろうが、なんか岡崎が池田と同じ扱いされてBugs Grooveなどに嬉々としてRTされているのはかなり辟易。