この三つとも群像掲載からの単行本化なんだけど、この路線は今後も拡大していきそう。
群像の文芸評論イメージとは分離して、別のパッケージとして成功する見通しがありそうだなと思った。この3冊のうち星野は連載枠だが、小川と戸谷は「3,4回載ったら単行本化」みたいなかたちで本になっている。
三木那由他もすでに長く連載してるからこれがまとまるときに高島鈴のように話題になるのかもしれない。
こうやって出されると、群像に乗せるのが仮の形態にすら見えるので、群像での見え方に気を取られると盲点になりそうだなーと。
いまの35歳以下だと、雑誌秩序感覚とか、この雑誌でこれやるんだという驚きや識別能力がほとんどなくなってるんだけど、この種の雑誌秩序感覚崩壊と配信サービスや単行本買われる状態に、活字も近づくのかも。