1978年生まれの兄がティーンズ〜25歳ぐらいの頃に買って読んでいたであろう漫画を処分するというので、整理しているが、もはや時代資料として面白い。

この流れで星里もちると原秀則が出てくると、かつての青年誌ラブコメが少女漫画とのマッチングのために出てきた男向け商売に見えるなー

『ヤンキー今昔物語』は資料として引き取った。
他にも、あだち充と高橋留美子が大量にあり、『安原いちる『ANGEL♥BEAT』、史村翔/池上遼一『サンクチュアリ』、窪之内英策『ツルモク独身寮』、高橋しん『いいひと。』、国友やすゆき『100億の男』、みやすのんき、弓月光などが並ぶ。

これらに直面したエモさたるや。

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活字本の段ボールはあきらかにゴミっぽいので、そんな本しか届かない階層でも、漫画ならジャンル最高傑作が届くということについて考える。
ブックオフにも言えることだな。

男女それぞれのラブコメフィクションが、虚構というよりもライフを彩るコンテンツだったことについて考えさせられる。

遊人がモニュメントとして記憶されやすいけど、むしろそれをマイルドにした青年誌ラブコメが強い時代なんだよな。
きたがわ翔も、小谷憲一も、この中で仕事をしてた。

私の兄貴は中学は野球部、高校からのヤンキー化なので、時代のコンテンツのメジャーシーンを歩んでる気配がある。
そのため、かつて野球漫画がめちゃくちゃ強かった時代、青年誌にラブコメとエロコメが大量にあった時代を順に浴びている。
野球漫画としてあだち充と原秀則に触れたっぽいのが面白い。

かつての青年誌ラブコメは、「少女漫画読んで育った女性と付き合うための辻褄合わせとしての、彼氏側翻訳機」だったんじゃないかなあと思う。
二つの貨幣、カップル間の為替レート。

 大した漫画読者じゃありませんが、ごく個人的な感想を言うと、男性作者のラブコメは、おとめちっく漫画に全然届かなかったと思っております。自分の知る唯一の例外が、ヤングマガジンに連載されてた『風呂上がりの夜空に』でございました。

@kova41 「少女漫画に比べて劣っている」は明らかにあるんだけど、そういった青年誌ジャンルが機能していたことがいまや不思議なレガシーに見えるし、トレンディドラマが強かった時代のラブコメは、独特な圏域だなあと思うわけですね。
安達哲の褒められ方の一つは「男性が書いたなかではハードコア」というのもある。あとは、マガジンラブコメは昔からサックスが出てくるのでラッキースケベより良いとか(セックスしてれば良いのかよ説もある)。

 そういう文脈なら、お話しの内容が分かるように思います。自分が青年誌やトレンディドラマから離れちゃった過去も含めて。一方で、なぜかヤンキー漫画には惹かれたことも、あそこには、反転したおとめちっくみたいなものがあったからかもで。
安達哲は読んでないので分かりません。生半可な知識でお話ししちゃって失礼しました。

@kova41 テレビを参照しながら漫画を作っているという意味でも、「かつての文化」として興味深くなる頃合いだと思いましてね。
安達は『お天気お姉さん』あたりが、セクハラ要素や露悪的エロが今見るとキツく──ゆえに若い人から青年誌カルチャーは見捨てられるおそれが濃厚なんですが──配信サービスへの移行と雑誌衰退もあって、「青年誌・少年誌・その他」みたいな擬似的ジャンル体制が完全に今消えてきてるのを感じるんですね。

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