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『フシノカミ』読んでる。
領地開発要素と知的伝承・更新が進歩であるとする信念によって『本好きの下剋上』序盤の正統進化を思わせる(医療、工業、農業などの開発中心ゆえ「殖産興業」モデルの理解にとどまるが良心的な部類)。

チート主人公のてきとうな蛮勇と称賛の上位互換に「帰属してるコミュニティの連中をきちんと説得して仲間にする」がある。このとき、連帯と共同性のモチーフが明確に入ってくる。

真面目な女性作家はそっちにいくのが目立つ。他方、男性は孤立上等美学(といいつつ仲間とつるむ)になりがちだから、そこまでストレートにいかない。共同性と信頼の要素が入ると、社会的成功の解像度が少し上がる。

フシノカミはそこでうまくて、主人公を孤立した活動にしないための工夫が多い。

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