旭東洋食堂 @千葉県旭市
特急の終点まであと少しという町にやってきて、今宵はアジフライ定食。
「アジフライねー」と厨房に注文が通り、はーいの声に調理が進む。まな板からトントントン、何かをかき混ぜる箸の音。昼光色の店内のテレビでは今日のニュース。カウンターに立てられている色褪せたコミック誌。いったいいつのかわからない週刊ポスト。斜向かいの作業着のお客さんはレジの横から新聞を持ってきて料理を待つ。一人客が数人だけなので会話の声はない。
暫くすると揚げ物の音が聞こえてきた。料理と一緒に持ってきてくれた、残り少ないマヨネーズのチューブ。
こういう昔ながらの食堂はいい。ファミレスじゃね、ダメなんだよ。