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特別な言葉
愛してるも、好きも、特別な言葉なんていらないんだ、呼び慣れた名前すら君が呼べば特別な響き(想い)を持ってここ(心）に届くから。
なんかあって（前略か）そんなことマゼが言うもんだから、そんなに思いが駄々洩れなのか俺の声！！って羞恥に襲われてマゼに対してのみうまくしゃべれなくなったヴェ。
他の人とは普通に沢山しゃべるのに、僕とはあまりしゃべってくれなくなったとベソつくマゼが心配で声をかけたら、自分でもわかるくらい甘いし心配声だしで、思わず手で口を塞いだら、その手をそっと掴んで、もっと声聞かせてって懇願されて、え、声って声ってえっと？！？と何故か混乱して「声っ」って言っちゃって、そのアホな応答に二人して噴き出して、それで変な羞恥も緊張も飛んで普通にしゃべりだすヴェに安心するマゼ。
特別な言葉2
で、ある日。
マゼが級友たちと久しぶりに話しているのを聞いて違和感。
家族と話しているのにも違和感。
あれ？もしかしてマゼって俺の時と声もトーンも違う？？？
と気付いて、丁度のタイミングでマゼに名前呼ばれて、ああこういうことかって、マゼが言ってたことを理解して、
お前に名前呼ばれるだけで、ここ(心)に届いた。
って面映ゆく笑むヴェに、なかなか思いを受け取ってくれなかったヴェが、届いた声(想い)に幸せそうに笑むからもう堪らなくなったマゼに抱きしめ抱き合上げくるくるEND………少女漫画ですな。