まだアビエイターになる前、大学生のルスタと出会ったハンの話。 

ルスタは早朝から講義がはじまる時間までの間だけカフェで働いてて、たまたま平日のその時間に学校が休みだったハンが立ち寄ったカフェでルスタに一目惚れするんだよね。
その日はとにかくツイてなくて、早朝から目も覚めちゃって家にいてもイライラするだけだから休憩しようと思ってふらっと入った店でルスタと出会うの。「今日休みなのか?朝から勉強?えらいな、頑張れよ」って本当になんてことはない客への声掛けだったそれに、コロッと落ちちゃうんだよね。ギスギスしてた気持ちが晴れて、向けられた微笑みに温かさ感じちゃって、あの時みたいに話かけて欲しいなと思って店によく通うようになるハン。学校終わりの夕方に行っても会えなくて、時間掛けてルスタの働いてる時間帯と曜日を見つけ出して、いざ!って挑むんだけど結局こっちから声を掛ける勇気は持てなくてコーヒー買って席について勉強する振りして眺める日々が始まる。

まだアビエイターになる前、大学生のルスタと出会ったハンの話。 

そうやって店に通うこと1年で得たのはブラッドっていう名前と恐らく大学生だってこと。平日の朝っていう時間だったせいでそう何度も通うことはできなかったけど、勤勉な学生っていう印象だけは持ってもらうことができて、朝の挨拶もできるようになったけど結局それだけ。そこから先に進む勇気は持てなくて進学して会えなくなる。本当は街を離れる前の日、思い切って連絡先聞いて友達になってもらおう!って意気込んで店に行ったけど会えなかったんだよね。
そうしてジェイク君の初恋は散ることになるんだけど、そこから数年後に再会するんだからハンルスって偶然と必然の上に成り立ってるんだと思います。
でも、再会したときにはルスタはウェイトもアップしてて髭も生やしてるから最初は初恋の君だって気が付かないハンもいる。

フォロー

まだアビエイターになる前、大学生のルスタと出会ったハンの話。 

その時のルスタの印象は模範的な飛び方するいい子ちゃんでつまんない奴で、同じところ目指してんのにガッカリな奴だなだったんだけど、あることがきっかけで喧嘩になってはじめて正面からその瞳を見つめたら気がつくんだよね、それが学生の頃欲しくて欲しくて焦がれてたものだったって。胸ぐら掴んで至近距離で気がついちゃったもんだから、慌てて「ふざけんなよ!?」とか言って離れて捨て台詞吐いて逃走するハンがいるから、当然だけどルスタのハンへの好感度はだだ下がり。
ハンは初恋拗らせちゃって素直になれなくなっちゃったし、自分を出さない飛び方に相変わらず苛つくし、何とか自分を見てもらうためには煽るしかできなくなってあの時の微笑みなんて夢のまた夢だと思ってたのにあの任務で救世主になって、見せられた笑顔にやっぱり好きだなって改めて自覚する。
そこからはもう、まわりくどいことはしない!飲み会行ったらルスタの横陣取るし、遊びに誘うし、今までの喧嘩腰な態度はやめて真っ直ぐルスタのこと見つめるようになるから、そんなハンの態度の変化と熱に当てられて段々絆されていくルスタがいるし数年後にはちゃんとハンルスになります。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。