母のお墓の第二次案が上がってきた。美的センスにこだわりがあって新しもの好きだった母にふさわしいシンプルモダンなデザインにと変更を希望して、ある程度それに叶う案を示してもらえたと思う。自分の墓はどうでもいいと思っていたし、興味もなかったのだけれど、母のお墓はきちんと作りたいと思ってしまうのだから不思議なものだ。そして自分もそこにたぶん入ることになる。

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墓石は横型の洋墓。テーパーも装飾も一切なしの直方体のみで構成。石は明暗2色で高コントラスト。立ってお参りできる高さのある構成。お墓にデザインがあるなんて考えたこともなかった。

お墓なんて要らないと思っていた自分が将来入るだろう墓のデザインを考えるというのはかなり妙な感覚。

そして美しい石が日本の墓のために世界の各地から切り出されていることにも抵抗感がある。今度建てる墓は南アフリカと韓国からの石を使う予定だそうだ。でも自分の母の墓を建てるということの前ではその抵抗感も些細なことだとも感じる。

ちなみに父は全くデザインには関心がなく気にしているのは費用。それももっともだけどね。

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