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自分の部屋が大好きだという話 

先日何度目かぼくんちに来た侑が、「いつだって不思議がいっぱい」と呟いていたのが地味に嬉しくてね。実際「博物館みたいというか……お屋敷を案内してもらってるみたいというか」とのことで、なんだか嬉しかった。「これってどういう謂れのあるものなんですかー?」「これは何のためのものですか?」とか聞きたくなるらしい。どんどん聞くがいいぞ。
確かに、理由もなく愛着もなく、なぜうちにあるのか分からないものは、最早かなり少ない。淘汰されていまの空間になっているので、(あくまで自分のためだけにあつらえた空間だが)それを心地よく感じてもらえるなら何より。
丸の内にある「インターメディアテク」という東大のちょっとした博物館が大好きなのだが、あんな居心地の空間に近づけ続けたいと思って暮らしているからさ。

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