【木馬亭三月定席千穐楽】2024年3月7日(木)12:15~16:10@浅草木馬亭
奈みほ・豊子「祐天吉松 飛鳥山親子対面の場」
すみれ・理緒「武林唯七 花の雨」
はる乃・道世「水戸黄門漫遊記 散財競争」
勝千代・美舟「武田信玄」
~仲入り~
恵子・貴美江「からかさ桜」
講談 南北「警官と車屋」
奈々福・豊子「天保六花撰 上州屋玄関先」
雲月・美舟「佐倉宗吾郎妻子別れ」
去年の4月に初めて木馬亭に行って以来、毎月通って早1年。よもやこんなに浪曲にハマるとは思ってもいなかった。今月は初めて定席7日のうち2回足を運んだ。小ゆきさんの代演がはる乃さんになり、大好きな3人がそろい踏みするという素晴らしい顔付けは見逃せない。結局、行って大正解! (講談以外は)ハズレなしの楽しさだった。
奈みほ・豊子「祐天吉松 飛鳥山親子対面の場」
初めて聴く噺。なんかすごく浪曲っぽくていいなあ。奈みほさんも声が伸びやかでよい。
すみれ・理緒「武林唯七 花の雨」
これも初めての噺。すみれさんはこういう武士物がお好きなのかな。半音下がったり、ものすごく細かい節回しだったり、たぶん尋常じゃなくすごいことをサラリとやっている。
奈々福・豊子「天保六花撰 上州屋玄関先」
2/7の新宿の独演会でも聴いた一席。で、そのときと同じように、同じところで、「ちょうど時間となりました♪」となる。そのタイミングと間が絶妙で。いつか続きを聴いてみたい(調べたからあらすじは知ってるけど、知りたいんじゃなくて聴きたいの!)。
雲月・美舟「佐倉宗吾郎妻子別れ」
この日唯一衝立が外されたので、美舟さんをじっくり拝めた。これはもうさすがの一席。これこそが本寸法の浪曲なんだろうな、と思った。節と啖呵のみならず、全身を使った演技。足を踏み鳴らしたり。これは凄い芸。本当に。