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(つづき)
さん喬「妾馬」
さん喬師匠は黒紋付に袴姿で登場したので、もしや、と思ったらやっぱり「妾馬」。この噺は大好きだ。いったん家に帰って「ほら」と袖を両方に広げて母親に見せるところ、殿様が「三太夫、良き友を得たな」というところ、とくに好き。がさつだけど優しい八五郎の、裏表のないお日様のような明るさと温かさがそのまま噺に充満していて、聴き終えるとなんともいえない爽やかで晴れ晴れとした気持ちになる。お正月にふさわしい一席。とてもとてもよかった。それにしても、この「八五郎出世」のあとの続きの部分は一度も聞いたことがない。誰かやる方はいるのかしらん。

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