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アイスランド出身のピアニスト、ヴィキングル・オラフソンのバッハのゴルトベルク変奏曲の札幌公演に行きました(Kitara小ホール)。グレン・グールドの有名な演奏があるので良く知っているが、対位法で左手も右手も主旋律のような曲を全32曲も休憩なしで演奏するというので、聴きに行った方がこんなに緊張するコンサートは初めてだ。冷徹だがテンポやアクセントはとても自由だしペダルもよく踏んで、グールドとはかなり違う。

完奏後は拍手が鳴り止まなくて3回も4回も呼び戻され、しまいには本人が指揮者の手振りをして拍手を止め、ゴルトベルク変奏曲にはひとつ問題がある、それはアンコールができないことです、と言って笑いを取るようなお茶目な人でした。ほぼ満席だったから、いずれまた来てくれるだろうか。

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