KANさんは北海道でラジオ番組をもっていたので中高生から馴染みがあり、投書を読んでくれたこともある。愛は勝つ以降は正攻法に対する照れや外しが感じられて不器用な感じがした。

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KANさんの深夜ラジオ番組にはイマジンのコーナーがあった。リスナーから寄せられた短い一言をジョン・レノンの曲に合わせて読んでいくと様々な想像が広がって、ほとんど俳句のようだった。

KANさんの訃報は想像以上に喪失感が大きい。明るくて冗談好きなので一世代前のバブル時代の音楽のように受け取ったこともあったが、弾き語りを聴いているとポップスに誠実だったのだなと感じる。

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