何事とあやめは分かでけふもなほ袂にあまるねこそ絶えせね
紫式部
沼地に流れながら今日までかかっている菖蒲の根、それにも似ておしなべて世の憂さつらさに泣けてしまいます。このように声をあげて泣いているわたしをどうご覧になりますか。(解説文:「新古今和歌集・上」角川ソフィア文庫 訳註:久保田淳)
#光る君へ
大河ドラマに合わせて和歌を書こうと思っていまして、今日は何を引くか悩みましたが、新古今和歌集からこの歌を引きました。
内容は衝撃でしたが、ドラマ中に出てくる書がどれも眼福。美しくてうっとりです。
来週も楽しみ。