宮部みゆき原作『ソロモンの偽証』、映画版をアマプラで観ている。

大人のクソさ、大人は子どもたちのためにがんばっている、という保身と欺瞞に溢れた無責任な主張が強調されていて、なんかすごいな。
宮部みゆき作品、「子ども」への視点は(私がかつて読んでいたころは)一貫して、一定以上、あったけど、健在なのだろうかな。だといいな。

「大人は子どもよりも愚かではない」は、必ずしも正ではなかったりもするもんな。これは子どもにとっては残念な事実なんだけど。。

口先だけの偽善野郎が鼻につくのはその通りだろうが、口すら出さないやつよりマシなのでは。
口すら出さんのは加担だし。

自分たちで裁判をするというの、民主主義だなぁと思うし、でもこれ多数派にばかり都合がいい民主主義なんだろうなぁと思って こわいなぁ……

裁判なんかで「スッキリ」「明らか」になんかなれないしなぁ…… でも自分らでどうこうしようみたいなのは いいなぁ

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うーーーーっ

『ソロモンの偽証』前編、了。
いまのところは、大人がクズだと子どもが苦労する編、という感じ。

映画『ソロモンの偽証』終わったぁーーーーー
おもしろかったな
宮部みゆきの実写化作品、観るの初めてではないんだけど、満足したのはこれが初めてな気がする。

後味いい風だけど、いや死んだ人たち全然浮かばれないし、全然スッキリじゃなくない???
この学校にはいじめも自殺もなくなったと総括されてたけど、自殺はともかくいじめがないとかはあり得なくないか???
何人かの先生らのクズっぷりとかへたれっぷりとかが、あの「裁判」あとの精神論でどうにかなったわけはなく、つまりいじめがなくなるには仕組みが必要で、なのにそこへの言及が皆無でふわっとしてるからそう思うのかも。

モブがモブのままだったから、「私たち誰にも」とか言って傍観者もまた加担だと訴えても、モブとして埋没させたままでは説得力もなく……。

など言っていますが、おもしろかったです。

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