権力というものを擬生物化した時のその存在なんて普通考えたことなくて、権力って「難しくてよく分からないもの」とか「握りたい道具」だから、とてもさびしい
レイヤーを入れ替えるような。権力という「認められていない存在」を認め、生物へと変化させたのに、やっぱり辿り着くのは「行使されたい」というところ。掘り出したものを埋め直すような残酷さもあるし、それを自身に当てはめるのだったら自暴自棄感もある。
もしくはやっぱり権力にとっては「握られて」「使われる」のが、存在が持つ本能なのかもしれない。
「あなたに」と権力側から握る者を選ぶ、本末の転倒が「認めた上で放棄する」のとよく似ているように思う