エイドリアン・ブリューが、トニー・レヴィン、スティーヴ・ヴァイ、そしてToolのダニー・ケアリーというメンバーを集めて80年代クリムゾンの曲を演奏する BEAT、今年いっぱいは米国をツアーしています。
11月10日ロサンゼルス公演のライブが Veeps.com で1週間限定で配信されています。有料で3800円とちょっと高いですけれど、申し込んで観てみました。Safariなどのブラウザでもみられますし、Apple TV には専用のアプリがあるのでこちらでも観られます。
取り上げる曲は80年代クリムゾンのアルバム「Discipline」「Beat」「Three of a Perfect Pair」の曲になりますけれど、クリムゾンのライブでも取り上げていた曲だけでなく、当時のライブであまり演奏されていなかった曲も演奏されています。
ロバート・フリップのパートはスティーブ・ヴァイが演奏するわけですけれど、クリムゾンの曲として全く不自然でないままに、でもスティーブ・ヴァイのサウンドになっているところはすごいです。80年代クリムゾンの曲の新しい魅力を引き出していると思います。ダニー・ケアリーのドラミングも80年代のシンセドラムの再現ではなく、ちゃんと現代風の音を出しつつ当時のサウンドの雰囲氣も感じさせるところが良いです。
もちろん要となっているのはエイドリアン・ブリューなのですけれど、終始ニコニコして楽しそうに伸びのびと演奏している感じなのも良いです。
配信だけでなく、ライブアルバムやライブビデオを作る予定もあるそうで、マルチカメラを使っていちミキシングもされているプロレベルの配信で、ライブBlu-rayを見ているのと変わらない品質です。演奏が始まる前や中間の休憩部分にはサウンドチェックやインタビュー映像が流れる作り込みです。基本素材はこれを使って、サウンドをブラッシュアップしてリリースされるのかもしれないですね。楽しみです。
ライブ視聴のために Veeps にアカウントを作ったのですが、他にもローリング・ストーンズやザ・キュアー、エアロスミスなど数多くのバンドのライブが載っていて、いろいろと観られそうです。
エイドリアン・ブリューが、トニー・レヴィン、スティーヴ・ヴァイ、ダニー・ケアリーと80年代クリムゾンの曲を演奏する BEAT、11月10日ロサンゼルス公演の配信を観てみました。単なる再現ではなく、80年代クリムゾンの曲の新しい魅力を引き出していると思います。
https://taksweblog.wordpress.com/2024/11/12/veeps-の-beat-ライブ中継/ [参照]